DCCサウンドとは、従来までの走行やライト類コントロールに加えて様々なサウンドもDCCで楽しめることです。
そもそも ”DCC” とは何だろうか?
DCCとは?
DCCとは、デジタルコマンドコントロール(Digital Command Control)の頭文字を取った呼び名のことで、デジタル信号で鉄道模型をコントロールする方式のことです。基本的にNMRAという世界標準の規格に則っており、コントローラー(コマンドステーション)や車両(デコーダー)に互換性があります。
DCCで楽しめること
- 車両を個別に自由にコントロールすることができます。
同一線路上で複数の動力車があっても、ヘッドライトやテールライトなどの点灯や消灯、速度などを車両ごとにコントロールすることが可能です。まさに、運転士になった気分で列車の運転ができるのです。 - サウンド機能が搭載されていれば、さまざまな音を鳴らすことができます。
ホイッスルやタイホンから始まり、加速音やコンプレッサー音、レールのきしむ音や駅アナウンスなどかなりの臨場感が楽しめます! - そのほか、楽しむ可能性は無限大です。手元でポイントを総合的にコントロールしたり、自動往復運転や信号・踏切の制御など、楽しむ可能性はまだまだ続きます。
DCCサウンドの魅力
みなさんは、鉄道模型をどのように楽しんでいますか?
思い出の列車や、普段利用している馴染みの列車を走らせて楽しむ。
詳細なディテールや雰囲気を楽しむ。
思い出の風景などを再現したレイアウトを走らせて楽しむ。
いろいろな楽しみがありますね。
私もそのような楽しみ方をしていました、以前までは。
何かが足りない・・・そう、”音”です。
近所の踏切で見た、少年の頃の列車達。
汽笛を鳴らしながら通過するブルートレイン、ジョイント音の合間のディーゼル発電機音。
カメラを構え、駅のホームで夢中で撮影した列車達。
プラットホームのアナウンス、発車ベル音、汽笛音、機関車のブロアー音など・・・
”音”が加わるだけで、今まで以上に鉄道模型ライフを楽しむことができる可能性が広がります。
是非、DCCサウンドの世界を体験して頂きたいのです。
DCC運転に必要なものは?
- コマンドステーション&電源
コマンドステーションは司令塔のような役割をします。車両へどのような指示がされているかなどレール上の車両を監視しています。 - キャブ
キャブはいわば運転台のようなもので、スピードコントロールやライト・サウンドなどの指示を行うものです。コマンドステーションと接続して使用します。コマンドステーションとの一体型の製品もあります。
サウンドデコーダーで利用可能なファンクション数は16から20くらいありますので、これから本格的に始めようとする方はファンクションキーが最低20前後まで利用可能なキャブ/コマンドステーションを選択することをお勧めします。 - DCCデコーダーを搭載した車両
今まで通常のパワーパックで楽しんでいた車両には、新たに”デコーダー”という部品を、お手持ちの動力車などに取り付ける必要があります。
モーター制御のほか、ライト類やサウンド機能を搭載したものなど、様々な種類のデコーダーが各社より販売されております。 - レールは今まで使用していたものがそのまま利用できます。
コマンドステーション/キャブの例
- Roco Z21
Roco製のコマンドステーションです。
キャブはお手持ちのスマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールして操作します。本体、電源、無線LANルーターがセットになっており、スマホやタブレットがあればすぐに楽しめます。
→当店でご注文可能です。
- ESU ECos2
ESU製コマンドステーション/キャブ一体型です。
ACアダプタもセットなので、すぐにDCC運転が楽しめます。
大型カラー液晶タッチパネルや直感的なダイヤル操作など使いやすさではピカイチです。
- LENZ SET100
LENZ製のコマンドステーションとキャブのセットです。
ボタン操作で運転からプログラミングまで可能です。
- KATO D101基本セット
アメリカDigitrax製でKATOが販売しています。
コマンドステーション/キャブ一体型で電源ACアダプタの付属しており、すぐにDCC運転が楽しめるセットです。
ファンクション操作キーが8つしかないのが難点です。
- Digitrax Super Chief
アメリカDigitrax製でKATOが販売しています。
コマンドステーション/キャブ/電源が別々になっています。拡張性が高く、利用可能ファンクションも多いです。